Penrith ペンリス 緑溢れるダルメインのお庭から -
湖水地方をご紹介する最後のコラムは、ペンリスのご紹介です。
ケンダルから40kmほど北上すると到着。ちなみにペンリスからさらに200kmほど北上すると、スコットランドに入ります。もともと、城砦の街で北側からの襲撃に備えるために堅牢なペンリス城が建てられていて、今でも観光名所となっています。
(このペンリス城跡の写真はロイヤリティーフリー写真を使用しています)
マーケットとしても栄えたペンリスは、大型のショッピングモールなどもあるので、湖水地方周辺で生活する地元のお客さんも多いよう。交易の街として賑わっています。
続いて、街中にたくさんあるカフェの中でも大人気のお店から、イングリッシュブレックファーストのご紹介。
ボリューミーで出来立て香ばしい!食欲をそそる朝ごはん、美味しくいただきました。
写真の中央にうつっている瓶は、『HPソース』と呼ばれるトマトやデーツ、スパイスをMIXしたソースで、イギリスのブレックファーストには欠かせません。ただ、日本人には好きずきあるお味かなと思います。
ちなみに、こちらのお店以外でもイングリッシュブレックファーストをよくいただいていますが、イギリスはどこもマッシュルームがジューシーで美味しい!マッシュルームだけおかわりしたくなっちゃいます。
さてさて、イギリス好き、お庭好き、旅行好きの方だと、NHKで放映されていた人気番組『魔法の庭 ダルメイン』をご存知でしょうか。
その『魔法の庭 ダルメイン』がある場所が、このペンリスです。
イギリスで最も美しいお庭、と称されるお庭の一部をご覧ください。
こちらが有名なダルメイン・ブルーポピーです。このお庭で発見された品種なので、学名が『ダルメイン』なんですよ。
当主のジェーンさんはじめ、皆様にご案内いただきました。
12世紀から続く歴史あるお庭には、樹齢数百年の樹木が繁り、高さ10mくらいの煉瓦壁を覆いつくすほど太く成長したつるバラが絡まり。お庭の中にりんごの貯蔵庫があり…見どころ満載です。
長い長い時間を経て、ゆっくりと造られてきたダルメインのお庭は、まさに自然の中のイングリッシュガーデンの最高峰に感じました。
今も新しいお庭のエリアを開拓されていて、どんなふうに見てもらいたいかを楽しそうにお話ししてくれるジェーンさんの笑顔がとってもキュートで魅力的でした。
お屋敷の前で記念撮影。
お屋敷はお写真掲載NG。ぜひ現地に足を運んでいただいて、ダルメインツアーにご参加くださいね、ロンドンのユーストン駅からペンリス駅まで鉄道でおよそ4時間かかりますが、直通で行けますので、車窓を眺めながらウトウトしていると到着です。
なかなかイギリス旅行はハードルが…という方は、『 英国展 2022』では、わたしたちと同じ期間にダルメイン・マーマレードも出店されますので、ぜひファーラーズの紅茶とあわせて、湖水地方の気分を楽しんでいただければと思います。
湖水地方のご紹介を〈グラスミア〉〈ケンダル〉〈ペンリス〉と3つの街からお届けしましたが、いかがでしたか?
少しでも湖水地方の魅力を知っていただければ幸いです。